おはようございます。
雛人形・五月人形と木のおもちゃ・寿月すみたやです。
2017年が始まって早くも2週間が過ぎてしまいました。
お休みは元旦だけで1月2日より営業を開始させて頂きましたが、おかげさまで連日おひなさまをお求めのお客様にご来店頂き、なかなかブログを更新する時間が持てませんでした。
昨日から日本列島を大寒波が襲っているようで、温かいこの浜松にも今朝はみぞれが降っています。
寿月すみたやは明治11年の創業以来、お人形一筋に139年という月日を歩ませて頂いております。
その中で、お客様との数々のエピソードが生まれました。そんなひとコマをご紹介して行きたいと思っています。
まずはつい先日のこと・・・
「私もお雛さまがほしい。」
朝一番でご家族様がご来店くださいました。
ご夫婦とおじいちゃん、おばあちゃん。そしておふたりのお嬢ちゃん。
お嬢さんたちは12歳と10歳で、通常初節句の主役である赤ちゃんの姿がありません。
皆さまでお嬢様のお雛さまのお話をしながらお人形を見ていらっしゃったので、長女さんのお雛さまを懐かしんでご来店下さったのかと思いながらお話させて頂きました。
ところが伺ってみると、実は次女さんのお雛さまを探しにいらっしゃったとのことでした。
私どものお店には多くは有りませんが、お子様が自分のお雛さまを選べるようになってからお買い求めにみえるお客様もいらっしゃいます。
こちらのお客様も、次女さんが10歳という年齢になってご自分で選ばれるとのことでご来店くださっておりました。
長女さんの誕生のとき、おじい様おばあ様からお雛さまが贈られており、ご自宅にお雛さまをお持ちなのですが、この度は次女さんが「私のお雛さまが欲しい。」とおっしゃり、おじい様、おばあ様がご購入くださるとのことで、皆様でいらっしゃってくださいました。
次女さんのお好みと、ご両親様、ご祖父母様のご意見とで納得できるようお雛さまをプロデュースさせて頂きました。
実は、その前日にも次女さんとご両親様がお見えになり、次女さんを中心に「おひなさま選び」をされていたのです。
この時は、次女さんが飯塚孝祥さんの親王飾りを気に入ってくださったのですが、ちょっと予算オーバーということで、「おじいちゃん、おばあちゃんに相談しよう。」ということでお帰りになりました。
そして翌日、早速おじいちゃま、おばあちゃま、そしてお姉ちゃんとともにお越し頂き、今度は6名でのお品選びとなりました。
最終的に前日次女さんが選ばれた親王飾りと、おじいちゃまおすすめの立太子(立雛)とで検討の上、「折角ならば、長女さんのおひなさまと趣が異なった立太子がいいんじゃない?」というおじいちゃまのお話しに次女さんもうなずかれ、黄櫨染の立雛に決めて頂きました。
赤ちゃんをお連れの若いご夫婦さんが、仲良くおひなさま選びをされている風景はお店でも日常のことで微笑ましいですが、大人の階段を登りはじめた女の子が、目を輝かせて自分のおひなさまを選んでいる様子は、自らの「夢」を探されているようで、新鮮でとても魅力的でした。
「自分で選んだ、自分のためのおひなさま」は、彼女にとって一生の宝物になることでしょう。
私どもも、お嬢様に納得頂けたお人形を選んで頂けて、嬉しい時間を過ごさせて頂きました。
ありがとうございました。
ちなみに今回、お求め頂きましたお人形は、個人的な情報にもなりますので公開は控えさせて頂きますが、雰囲気としてはこんな感じのおひなさまです。
こちらは木目込人形ですが、実際は大きな衣裳着のお人形です。
さて、そんな雛人形の売り出しもいよいよピークを迎えつつあります。
この週末、お天気は不安定のようですが、寿月すみたやは連日9時から19時まで営業しておりますので、皆様のご来店を心よりお待ちしております。
どうぞ暖かくしてお越しください。
お車でご来店の際は、当店西側の専用駐車場のほか、当店南隣りの大手門パークさんなど、近隣の有料駐車場もご利用ください。
駐車券を進呈させて頂きます。下見でのご利用も大歓迎です。
寿月すみたやへのアクセス、駐車場のご案内につきましては下記をご覧ください。
<寿月すみたやへのアクセス・駐車場のご案内>
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