おはようございます。
雛人形・五月人形と木のおもちゃ・寿月すみたやです。
連日、ご好評を頂いております「2017年 雛人形名品展」もそろそろピークを迎えつつあります。
前回、10歳の女の子がご自分のための「おひなさま」をお求めに見えたおはなしをさせて頂きましたが、節句人形一筋139年の寿月すみたやには、その長い商売ならではのエピソードもございます。
今朝はそんなおはなしをご紹介いたします。
一週間ほど前、ご家族様がご来店されました。・・・
「私のもあるのよ。」
初子さんのお雛さまを選びに見えられたご家族様。
赤ちゃん、お母さん、おばあちゃま、そして曾祖母さんもご一緒にご来店くださいました。
曾祖母さまは昭和5年生まれ。
曾孫さんのお雛さまを選びながら、「私のもあるのよ。」とご自分のお雛さまを今もお持ちだとお話し下さいます。
旧浜松市内は第二次世界大戦の際、空襲で焼け野原となってしまい、殆どの物が消失しています。
そのため昔のお雛さまを所有されている方が少なく、私どもの店舗兼住まいがあった場所も焼け野原になったとのことで、古くからのお雛さまは全て無くなってしまいました。
しかしながら、こちらの曾祖母さまは、戦時中は浜北に疎開なさって、そこに家財も一緒に移したため自分のお雛さまが今も残っていらっしゃるとのことでした。
「私のお雛さまも、ここのお店で購入したものなのよ。」と、私ども寿月すみたやの古くからのお客様だとのこと。昔からごひいきにしていただき嬉しい限りです。
毎年のひなまつりには、曾祖母さまのお雛様、お祖母様のお雛様、お母様のお雛様を今でもお飾りになっていらっしゃるそうです。
今年は新しい初子様のお雛さまもご一緒に飾って頂けると、笑顔でお話しいただきました。
ご家族四代のおひなさまが並ぶ姿は、さぞかし壮観でしょうね。
80年前のおひなさま。どんなお人形でしようか。見てみたいです。
ご家族様のお幸せが目に浮かび、嬉しい時を過ごさせて頂きました。
どうも有難うございました。
現代のお雛さまはこんな感じですが、昭和初期のおひなさまも素敵でしょうね。
いつまでもお元気で、おひなさまも大事にお飾り頂きたいと思います。
さて、本日も開店時間が近づいてまいりました。
今日は日曜日。お天気も上々です。寿月すみたやは9時から19時まで営業しておりますので、皆様のご来店を心よりお待ちしております。
お車でご来店の際は、当店西側の専用駐車場のほか、当店南隣りの大手門パークさんなど、近隣の有料駐車場もご利用ください。
駐車券を進呈させて頂きます。下見でのご利用も大歓迎です。
寿月すみたやへのアクセス、駐車場のご案内につきましては下記をご覧ください。
<寿月すみたやへのアクセス・駐車場のご案内>
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