今晩は。
雛人形・五月人形と木のおもちゃ・寿月すみたやです。
明日は節分。暦の上でも、いよいよおひなさまのシーズンがやって来ました。
初節句をお迎えのお嬢様のおひなさまのご準備はおすみですか。
寿月すみたやでは、2月24日まで「2017年 雛人形名品展」を開催中です。
「これからおひなさまを。」とお考えの方、是非、寿月すみたやにお越しください。
本日も、節句人形一筋139年の寿月すみたやならではのエピソードをご紹介いたします。
先日、次女さまのおひなさまをお求めに見えたお客様とのおはなしです。
ご入店後、ご家族が市松人形のコーナーを通られた時、おじいちゃまが妻にお声をかけてくださいました。
「おばあちゃん、元気?」
「おばあちゃん」とは私の母、昨年80歳を迎えた寿月すみたやの大女将セイ子のことです。
妻が知り合いかと尋ねますと、次女さんのお母様が誕生された時、当店で市松人形をご購入下さり、その時に接客させて頂いたのがセイ子だということ。
「おばあちゃんあの時元気だったけど、今も元気?」と思い出し、尋ねてくださいました。
市松人形は「お出迎え人形」とも言い、お嫁さんのご実家からお雛さまが贈られてくる時に、ご主人さま側が「おひなさまをお迎えする」お人形として用いられるほか、女性の一生のお守り人形としての役目もあり、現在でも、桃のお節句に欠かせないお人形のひとつです。
そんな思い出深いお人形をご購入の際、大女将のセイ子がご説明申し上げ、「沢山のお人形の中から気に入ったお品を選ぶことができた。」と懐かしんでお話ししてくださいました。
丁度本人が不在の時で、お客様にご挨拶することができませんでしたが、80歳の今もなお、市松人形の担当として現役で店頭に立ち、人形の品質と作り手の気持ちをお客様に熱く語っていることをお話させて頂きました。
あの時の市松人形は、今も綺麗に飾ってくださっているとのことでした。おかげさまで嬉しいことです。
あとでその話を聞かせた所、本人もたいへん喜んでおりました。嬉しいお話をありがとうございました。
そんな市松人形もだんだんと制作者が減っており、後継者不足もあって貴重な品になりつつあります。
おひなさまの横に一体あると、おひな飾が一段と華やかになります。ちょうど赤ちゃんのお姉ちゃんくらいの年恰好なので、赤ちゃんが話しかけている光景もよく見かけます。
ちょっと前には洋風の髪型の市松人形も良く見かけましたが、今はやはり昔ながらの「おかっぱ」のお人形が人気があるようです。
ご来店の際は、市松人形も是非ご覧ください。
寿月すみたやは明日も9時から19時まで営業しております。皆様のご来店を心よりお待ちしております。
お車でご来店の際は、当店西側の専用駐車場のほか、当店南隣りの大手門パークさんなど、近隣の有料駐車場もご利用ください。
駐車券を進呈させて頂きます。下見でのご利用も大歓迎です。
寿月すみたやへのアクセス、駐車場のご案内につきましては下記をご覧ください。
<寿月すみたやへのアクセス・駐車場のご案内>
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