こんにちは。
五月人形・雛人形と木のおもちゃ・寿月すみたやです。
こどもたちの夏休みもあと僅か。そろそろ宿題の完成が気になる所でしょうか。
それとも今の子たちは、宿題なんか早々に片付けてしまっていて余裕綽々で新学期を迎えるのでしょうか?
それはともかく、夏休みのイベントとしてご好評を頂いている「得する街のゼミナール」。
昨日は「紙けん玉講座」について書きましたが、今日はもうひとつの講座「みんなで楽しむアナログゲーム2」をご紹介いたします。
当店では「木のおもちゃ」のカテゴリーとして「アナログゲーム」の取り扱いもしております。
アナログゲームとは、テレビゲームなどのデジタルゲームに対して、電気を使わないゲーム。すなわちボードゲーム、カードゲームを総称した言葉です。
管理人が子どもの頃は、日本でも数々のボードゲームが販売されていましたが、1980年頃からブームとなったテレビゲームにその座を奪われ、長い間衰退が続いておりました。
しかしながら、ドイツをはじめとするヨーロッパではその間もアナログゲームが作られ続けていて、近年、日本でも若い人たちを中心にボードゲーム、カードゲームの愛好者が増えて来ました。
また最近では、有意義なコミュニケーションツール、自己表現ツールとして、放課後児童会さんや保育園さんなど、教育の現場でもゲームが利用されるようになり、1970年代以来のアナログゲームブームがおこっています。
そんなアナログゲームをご家族で楽しんで頂こうと企画したのが、「みんなで楽しむアナログゲーム・2」です。タイトルに「2」と付いている通り、昨年のまちゼミでも同様のアナログゲーム講座を開催し、ご参加頂いた皆さんにたいへん喜んで頂けました。
今回は、昨年ご参加頂いた方にも楽しんで頂けるよう、また新たなゲームをセレクトし、8月6日に第1回目を、20日に第2回目を開催しました。
現在、店頭には約300種類以上のゲームが並んでいるため、昨年とは違ったゲームを選ぶのはたやすいのですが、参加者の人数と年齢構成を考えて、全ての人が楽しめるゲームをジャンル別にチョイスするとなると候補は大分限られて来ます。
今回は、その日に参加されるお子さんの年齢を鑑みてゲームを決めさせて頂きました。
まずはハリガリ系の新ゲーム「スーパーピッグ」で参加者同士打ち解けて頂いてから、「窓ふき職人」に挑戦して頂きました。
窓枠だけが描かれたカードを見て、それと同じ窓を探すゲームです。
「な〜んだ。簡単じゃない。」と思いますが、微妙にサイズの違う窓がいくつもあり、また、離れた所から見比べることで錯覚が生まれ、なかなか思い通りに当てることが出来ません。
ひとつの窓には早いもの勝ちで2人まで自分の駒を置いて意思表示ができますが、全員が間違ってしまうこともしばしば。意外性が楽しいゲームでした。
続いては協力ゲームの「3人の魔法使い」。
ゲームには必ず勝者と敗者が生じますが、協力ゲームはプレイヤーが全員で力を合わせてミッションに挑戦します。その結果、全員が勝利者となることもあれば、全員が敗者となることもあります。
特にミッションをクリアした時の達成感と連帯感が大きいので、最近この手のゲームが多くなってきました。
様々な難度のゲームがありますが、お子さんが遊ぶ時は、ほどほどの難しさでクリアできるレベルのゲームが宜しいかと思います。とはいえ「3人の魔法使い」は、昨年のまちゼミでプレイして頂いた
<アミーゴバンデット>や
<マウスマウス>と比べるともう少し難しく、成功率も50%くらいなのですが、その分内容の濃い仕上がりになっています。
大人しか入れない深夜のマーケットに寄宿舎を抜け出してやって来た魔法学校の生徒たち。
しかし、不届き者の気配を感じたおばけのヴィリー先生が生徒たちを追いかけて来ます。
生徒たちは急いで学校に帰らなくてはなりませんが、夜の森は暗くて道標が必要。そこで、森に落ちている「光」を探しながら帰路につきます。でもぐずぐずしているとヴィリー先生に捕まって全員怒られてしまうので、皆で力を合わせて「光」を探そう。・・・というゲームです。
詳しい内容はこちらをご覧ください。⇒
<3人の魔法使い>
戦績は、4つのチームがチャレンジして1勝3敗。なかなか手強いゲームでしたが、どのチームも一番盛り上がったゲームでした。
ハラハラドキドキの追いかけっこの次は、表現力がものを言う「お絵描きゲーム」。
「グラフィティ」は、解答者以外のプレイヤーが共通のお題を絵に描き、それを見て解答者が「何が描かれているか」を当てるゲームです。
解答権は3回まで。正解すると解答者はポイントを得ることが出来ます。更に、解答者が一番「参考になった」と思う優秀な絵には2ポイントが与えられます。
そして更に、解答者はそれぞれの絵をその作者と思われる人に返していきます。
正しい作者に絵を戻すことが出来れば更に1ポイント獲得となります。逆に間違えて他の人に返してしまうと、その人にポイントが入ります。
各自、最初に決めた回数、解答者となり、最終的に最も多くのポイントを獲得した人が勝ちとなります。
アナログゲームには「お絵描きゲーム」がたくさんあります。「お絵描き」というと「絵心が無いから」「絵が下手だから」と敬遠される方もいらっしゃいますが、このゲームを含めて、お絵描き系のアナログゲームに絵心は不要です。
基本的にコミュニケーションゲームが多いので、個性的な絵であることが逆に場を盛り上げてくれます。
是非、恥ずかしがらずにチャレンジしてみてください。
さて、時間も押してきたところで、次はギャンブルゲームの「ベガス」です。
6つのカジノに自分のダイスを賭けて賞金を稼ぐ、まさにラスベガスそのもののゲームです。
カジノには、それぞれにサイコロの1〜6の目が記されていて、プレイヤーは手持ちの8個のダイスを振って、出た目のひとつを選び、同じ数目のカジノに置きます。
全てのカジノには異なった額の賞金が提示されていて、最終的に一番多くのダイスをそのカジノに置いたプレイヤーが賞金を獲得できます。但し、他のプレイヤーとダイスの数が同じ場合は権利が無効となり、次に多くのダイスを置いた人に権利が移ります。
そのため、どのカジノにサイコロを置くか。プレイヤー間で激しい駆け引きが繰り広げられます。
とはいえ、勝負の行方はあくまでも振ったダイスの出目次第。
大人同士の争奪戦をしり目に、小さな子が高額賞金を奪っていくこともしばしば。
子供以上に大人が熱くなってしまうゲームです。
ギャンブルゲームということで、教育的にいかがなものか・・という向きもありますが、様々な出目のダイスからどれを選ぶか。という自己決定を促す格好の教材でもあります。
あくまでもゲームはゲーム。ご家族や仲間との会話や時間を楽しむツールとしてとらえて頂ければ嬉しいですね。
この他にも、漫画の1コマのフキダシにはいるセリフを即興で考えて、それを基に読み手と同じカードを探すカルタ遊び「ヒットマンガ」や、正解の無い統計問題に全員が答えて、平均に近い値を出した人がポイントを獲得する「クイズいいセンいきまShow」など、2時間みっちりと遊んで頂きました。
テレビゲーム以外で、なかなか2時間座って遊ぶという経験が少ない現代の子どもさんたちも、皆、最後まで飽きることなく楽しんでいただけたようです。
まちゼミのアナログゲーム講座はあと2回。9月9日と23日に開催します。
おかげさまで、9月9日の講座は満席となりましたが、9月23日の講座は10時〜12時の午前中講座に空席がございます。
小学生以上のお子さんは保護者の方同伴でご参加頂けますので、ご興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。(TEL053-453-8111)
<第14回・浜松 得する街のゼミナール>
尚、講座受講料は無料ですが、教材費として参加一家族様につき1200円を頂戴いたします。
まちゼミ時だけでなく、寿月すみたやでは常時300種類以上のアナログゲームを店頭に取り揃えて皆様のご来店をお待ちしております。
実店舗にお車でご来店の際は、当店西側の専用駐車場のほか、当店南隣りの大手門パークさんなど近隣の有料駐車場もご利用ください。
寿月すみたやへのアクセス、駐車場のご案内につきましては下記をご覧ください。
<寿月すみたやへのアクセス・駐車場のご案内>
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